こんにちは!
運営の「ほごしゃん」です!
仕事に追われてなかなか更新できていませんでした。
まぁ見られている方もほぼおられないので(笑)、マイペースに行かせていただきます。
しかしその間もゆんは大量に絵本を読んでいるので、取りこぼさないようにしなければ(^^;)
さて!このブログでは、年間500冊以上絵本を読んでいる幼児・ゆん(現在5歳)が、実際に読んだ本の感想や疑問をご紹介しています!
今回ご紹介するのは、
新井 洋行さん作・森野 百合子さん監修の『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった』(パイ インターナショナル)です!
表紙のおそろしくない怪獣達と、モノトーンな絵に、なんだか不思議な感覚を覚えます。
絵本『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった』のあらすじ
高いところが大の苦手。注射が大嫌い。みんなの前で話そうとすると、逃げ出したくなる。暗いところが怖い。彼らはかいじゅうなのに、それぞれ怖いものがある。彼らなりにピンチを乗り切ってきた。でもそれって……。
「ただ逃げちゃっただけじゃない?」
彼らは考える。どうして僕たちは、他のみんなが怖がらないことが怖いのだろう。共通しているのは、怖くなると、ゾワゾワしたやつが来るってこと。そうやって、怖がると生まれてくるのが、この小さなゾワゾワちゃんたちなのだ。この子たちさえいなければ!
引用元:絵本ナビ
かいじゅうたちは彼らなりに「怪獣なのに、怖がったり逃げるのはおかしい」と感じています。
そして怖いという気持ちを「”ゾワゾワちゃん”が原因では?」と考えました。
本当にそうなのでしょうか?
絵本『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった』を選んだ理由
実はこの本、発売前から目を付けて予約をしていました。
医師の方がツイッターで紹介されていて興味があったのと、ゆんは怖がりなので興味を持つのでは、と思ったからです。
(なので今回はゆんではなく、ほごしゃん選書ですね)
そんなこんな?で選んだ本ですが、ゆんも予想外に気に入ってくれ、お気に入りの一冊になっています。
後々、絵があの新井 洋行さんと知って驚きました。
新井さんと言えばあの『しろとくろ』や『あけてびっくり しかけえほん』など、乳幼児向けの絵本で有名です。
ゆんが生まれたとき、お祝いでいただいた初めての絵本も、新井さんの絵本セットでした。
しかし本作では絵柄が全く異なり、新井さんのイラストだと気づかなかったほど。
モノトーンで、気持ちの輪郭がはっきりするかのようなビジュアルです。
絵本『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった』を読んだ5歳の感想と疑問。
子ども?なかいじゅうたちそれぞれに焦点を当てて、それぞれが怖いと感じることがピックアップされています。
そしてその対処法がとてもユニーク。
途中でツッコミどころもあり、毎回ゆんと一緒にそこで笑ってしまいます。
難しい表現はなく、子ども(かいじゅう)の視点で描かれているのでスルスルと読み進められました。
しかしテーマがテーマなだけに、ゆんからは多くの疑問が溢れました。
どうしてサスピッチはカチコチになっちゃったの?
どうしてパルリラはみんなを吹き飛ばしたの?
どうしておかねがこわいの?
こわがるのがこわいってどういうこと?
どうして(※エンドレス)
他者の感情を予測することが苦手なゆんにとって、恐怖の表現や原因が三者三様だというのは目からうろこだったようです。
一つ一つ「ほごしゃんはこう思うよ」を話して解説しました。
こういうときって、一つ一つの内容がその子の思考基盤に刻まれるから、言葉選びに慎重になりますよね(^^;)
かいじゅうたちの怖いと感じる対象については多くの例が並べられており、どれもリアルです。
家族の中で、誰が何を怖いと思っているのか(苦手と感じているか)、そしてそうじゃない人はどう助け合えばよいかを話し合う良い機会にもなりました。
そして最後のオチも、とても素敵でした。
誰にだって、怖いものはあるものね。
まとめ
この絵本では目に見えない「怖い」という感覚を、「ゾワゾワちゃん」という他の怪獣で表現してあります。
「気持ち」という形のないものを、4~6歳くらいの子どもに伝えるのにぴったりだと感じました。
ゆんも他の絵本やアニメを見て「この子はこれがこわかったんじゃない?」と、他者の気持ちを推測するようになりました。
教育的内容を求めたわけではありませんが、いつかこの本が、ゆんと一緒にいてくれるゾワゾワちゃんに気付くきっかけになればいいなと思います。
余談
ほごしゃんは こんちゅうが だいのにがて。
ひび、ゆんのつかまえてくる リアルゾワゾワちゃんに おびえています。
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