こんにちは!
運営の「ほごしゃん」です!
このブログでは、年間500冊以上絵本を読んでいる幼児・ゆん(5歳)が、実際に読んだ本の感想や疑問をご紹介しています!
今回ご紹介するのは、
樋勝朋巳さんの『チキカングー』(こぐま社)です!
絵本『チキカングー』のあらすじ
チキカーン チキカーン チキカーン グー! 陽気なわんちゃんがタンバリンを手に進んでいくと、ねこちゃん、おいもちゃん、メルちゃんが登場。リズムに乗って、みんなで楽しく歩いていると……。
引用元:絵本ナビ
樋勝朋巳が描く、シンプルでハッピーでヘンテコな世界。あかちゃんも小学生も大人も、読めばみんなこのリズムの虜に!
わん、ちゃんねこちゃん、メルちゃん、おいもちゃん……
…お………おいも、ちゃん……????
絵本『チキカングー』を選んだ理由
作者である樋勝朋巳さんの作品は、何作か読んでいました。
『きょうはマラカスのひ』や『おさるちゃんのおしごと』など。
どれも突拍子もない、なのにとことんやさしい、不思議な世界。
そして独特な絵柄が、さらに読者を虜にさせます。
そんな樋勝さんの新作と聞いて、すぐに予約をしました。
もうタイトルから表紙から、魅了されまくりです。
そして何より「おいもちゃん」……その正体を知るべく、我々は秘境の絵本『チキカングー』へと踏み入ったのでした……。
絵本『チキカングー』を読んだ5歳の感想と疑問。
本作は赤ちゃんや低年齢からでも楽しめる、短めのお話です。
しかし5歳のゆんもその楽し気なリズムと世界観に引き込まれ、おとなも言い方を変えたりツッコミを入れたりと、みんなで楽しく読めます!
(「なんでいぬちゃんだけ靴?!」とか「そこ取れるの?!」とか笑)
そして問題気になる存在「おいもちゃん」……!
そいつは意外にもフラットに現れ
「あっ!おいもちゃん!」
と、違和感なく「チキカングー!」の輪に加わりました。
しれっと、私じゃなきゃ見落としちゃうくらい。
そのまま何事もなかったかのように「チキカングー!」のリズムは再開されます。
樋勝さんの絵本だからこその技だと感じました。さすがです。
おいもちゃんが気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。
※と言っても絵本ナビの紹介で、その全貌を露わにしているのですが笑
そして「チキカングー!」に誘われるまま、あっという間に読み終わってしまいました。
そしてここで、ゆんの疑問……
「チキカングー!」ってなに???
ですよねぇ。
「なんだと思う?」と逆質問すると、ゆんは
わかんない!!!
ですよねぇえ。
「チキカングーはチキカングー以外の何者でもないよ」と無理やり哲学的に説明しました。
とはいえ持っている楽器は、いぬちゃんのタンバリンひとつ。
そこからどうやって「チキカングー!」のオノマトペが飛び出したのか、私にも皆目見当がつきません。
たとえ赤いタンバリンやブラック・タンバリンだって、こんな音鳴らせないはずです。
(わかる方だけわかってください(絵本のも赤いけど))
最終的にゆんと2人で
- 「チキ」:タンバリンの、横の金属部分
- 「カン」:タンバリンの、縁を叩いた音
- 「グー」:全員の声援
という解釈で収束しました。
いや、これじゃ普通にタンバリン叩いてないんですけどね。
さすが樋勝先生、奥が深い。
まとめ
期待通りの樋勝節で、無事に私もゆんも、チキカングーされました。
日常の悩みや煩わしさも忘れて、楽しく読めます。
低年齢児向けではありますが、いろんなことに気付ける小学生でも楽しいと思います。
そして読み手によっても「チキカングー!」のリズムや音程は違うので、世の中には無限のチキカングーが存在するはずです。
ぜひ思い思いの「チキカングー!」を楽しんでみてください。
余談:
ほごしゃんは先日、ゆんのテンションを上げるため大声で
「チキカン!チキカン!チキカングー!!」
と叫びながら玄関を出たところ、お隣さんと目が合いました。
皆様におかれましては、チキカングーの乱用には十分お気を付けください。
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